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間違っている

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2011年10月の記事一覧

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» 山下俊一氏・長崎大学グローバルCOE 

「放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。」(*1)
の発言で有名な山下俊一氏(長崎大学大学院教授・福島県立医科大学副学長)。

2011年3月19日付けで福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任(*2)し、
「100mSv以下の被曝では有意な癌発生率の上昇がない」ことなどを根拠に
リスクをほとんど語らず、安全ばかりを強調する話術で
地元住民に安全を印象づける説明を繰り返した(*3)。

山下俊一氏は長崎大学グローバルCOE(*4)の拠点リーダーという肩書きも持っている。
長崎大HPより 「第94回グローバルCOEセミナー 歴史と放射線障害 山下俊一先生」

上記文章で「科学の…光と影」という言葉が2回も出てくるのは、氏の深層意識を反映してのことだろうか。

このグローバルCOE事業の一環で、2011年10月20日-22日に長崎大学で国際シンポジウムが行われるようだ。

長崎大学GCOE第6回国際シンポ

「第6回国際シンポジウム」という題から推測するに
http://www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/gcoe/activities/symposium_j.html (長崎大HP)
↑上記の一連の国際シンポジウムの第6回目なのだと思われる。

上記ポスター中に「福島第一発電所事故関連の問題」とあるので、
今回の原発事故の健康リスクについても取り上げられるようだ。


(*1)----------------------------------------------------------------------------------------
2011年3月21日に福島市内で行った講演会より。
動画
ブロガーによる書き起こし
報道

(*2)----------------------------------------------------------------------------------------
福島県行政HPより 「環境放射能が人体に及ぼす影響等について」

(*3)----------------------------------------------------------------------------------------
私自身は放射線被曝量と健康リスクについての定量的関係についてほとんど知識がないので
氏の発言について科学議論上の明白な間違いを指摘することができない(無念)。
ただ、安全の強調に比してリスクをほとんど語らなかった結果
地元住民に安全に偏った印象を与えたことは明白である。

田中龍作ジャーナル 「飯舘村 御用学者に振り回されたあげくに」

チェルノブイリの強制移住レベルの汚染が確認された飯舘村では
放射線健康リスク管理アドバイザーとして
3月25日に高村昇氏(長崎大学院教授)
4月1日に山下俊一氏
が講演を行い、住民(指導者層ふくむ)が安心しきってしまったことが
上記記事に綴られている。

----------------------
そして氏の言動にはしばしば矛盾がある。

飯舘村講演会にて「マスク不要、外遊びOK」と言う一方で、
妊婦と子供の健康リスクに注意すべきと発言している。
飯舘村村民・佐藤健太氏の4月2日のTwitterでの証言

また、「周辺住民に放射線による直接的な影響が生じるとは思いません。線量が小さすぎます。」と発言しながら
今後30年にわたる福島県民の追跡健康調査について
「がんをはじめとするいろいろな疾患について、放射線の影響を追跡調査することが絶対に必要です。」
と発言している。(ドイツ・シュピーゲル誌のインタビュー(ブロガー訳)より。原文(英語)はこちら

<現在のデータからは健康影響はあるとはいえない(十分なデータが無いから)。
だから科学者として自分が健康影響がないと断言するのは全く正しい。
でも今回のデータで健康影響を証明できる可能性があるから、調査は絶対行う。業績もいただく>
という心情が透けて見えるようだ。
自己矛盾は感じていないだろう。
なぜならばこの考えには「起こりうる脅威から他者を守る」という発想が抜け落ちているからである。
事実のみを追っていれば、他者を顧みなくても許されるというのは科学という業界の醜い面である。

----------------------
なお明らかに間違った発言と思われるものは以下。

①山下氏「ガンのリスクが上がるのは年間100mSv以上である。それ未満であればリスクはゼロと考えてよい。」
田中龍作ジャーナル 「飯舘村 山下教授 「洗脳の全容」
→「有意な癌発生率の上昇がない」ことは「影響が無い」ことを意味しない。
統計学は有意に影響が「ある」ことを検出するだけで、「無い」ことの証明はできない。
また、低線量被曝による癌発生にしきい値があるのかどうかについては議論があり、しきい値がないという仮説も存在する。
(参考:Wikipedia「被曝」の中の「低線量被曝を巡る議論」)

②飯舘村にて
質問「村民はこれからも安心して村で暮らしていけるのか」
高村昇氏「医学的には、注意事項を守れば健康に害なく村で生活していけます。」
広報いいたて号外第一号
→4月上旬時点で村内には20μSv/hrを超える場所が存在していた(広報内の数値参照)。
浴び続ければ1年間に175mSvに達し、有意に癌の発生率が上昇するとされる100mSvを超える計算。

(*4)----------------------------------------------------------------------------------------
グローバルCOEとは大学院教育・研究の国際競争力を上げるために
優れた研究拠点にたいして文科省から大型の補助金が支援される事業。(参考:日本学術振興会HP)
2011年度予算額は237億円(文科省HPより)
1拠点あたりの支援額は5千万〜5億円程度/年(Wikipediaより)

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カテゴリ: 原発事故関連

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